その他の症例ファイル
その他の症例について、具体的にご紹介します。
- ■ Case No.94 耳が聞こえにくい・耳の圧迫感(50代 女性)
- ■ Case No.83 めまい(頭がくらくらする)・耳鳴り・平衡感覚が悪い(60代 男性 教員)
- ■ Case No.59 起立性調節障害・頭痛・朝起きるのがつらい(10代 男性 中学生)
- ■ Case No.58 生理不順・不妊症(30代 女性)
- ■ Case No.55 頚性めまい・肩こり・背中の痛み(20代女性 介護福祉士)
- ■ Case No.38 頭痛・肩こり・めまい・倦怠感(40代 女性 会社員)
- ■ Case No.19 不眠・起立性調節障害(10代 男性 中学生)
- ■ Case No.18 耳鳴り、肩こり、腰痛 (40代 女性 CGデザイナー)
その他の症例一覧
- ■ Case No.94 耳が聞こえにくい・耳の圧迫感(50代 女性)
- ■ Case No.83 めまい(頭がくらくらする)・耳鳴り・平衡感覚が悪い(60代 男性 教員)
- ■ Case No.59 起立性調節障害・頭痛・朝起きるのがつらい(10代 男性 中学生)
- ■ Case No.58 生理不順・不妊症(30代 女性)
- ■ Case No.55 頚性めまい・肩こり・背中の痛み(20代女性 介護福祉士)
- ■ Case No.38 頭痛・肩こり・めまい・倦怠感(40代 女性 会社員)
- ■ Case No.19 不眠・起立性調節障害(10代 男性 中学生)
- ■ Case No.18 耳鳴り、肩こり、腰痛 (40代 女性 CGデザイナー)
症例解説(その他の症例)
数週間前から耳の調子が悪く、朝起きた直後に両顎から両耳にかけて「ボワーン」と圧迫感を感じ、自分の声も聞こえづらい状態が続いている。耳鳴り、めまいはない。耳鼻科で検査したところ聴力検査で右の低音部低下がみられた。他は異常なし。薬を処方され服用している。
<検査>
頚部、肩甲骨周囲筋の過緊張。頸椎、胸椎などに脊椎関節機能障害が認められた。
<施術>
頚部、肩甲骨周囲の筋肉に対するケア、脊椎関節の調整を行った。
<経過>
2回の施術で症状は半分以下、6回で症状は落ち着いた。
40代半ばに頭がくらくらする眩暈を発症。病院ではメニエール病ではないかとの診断を受け、薬物治療を行った。その後しばらくして治ったが、数か月後に突発性難聴により右耳の聴力が低下。1年の治療を経て聴力は回復した。さらに数年後、再び同じような症状が出て、右耳の圧迫感、詰まったような感じが現れた。現在の症状はめまい、真っ直ぐ歩きづらい、夜眠るときの耳鳴り、首から肩の痛みである。めまいは特に疲れがたまると強く出る。CT、MRIは異常なし。また2年前に硬膜下血腫で手術を受けている。
<検査>
バレリューサイン(-)。頚部可動域検査―可動制限と頚部痛。カイロ検査―頚部周囲筋の過緊張、胸部から腰部にかけて脊柱起立筋の過緊張。上部頸椎など脊柱の関節機能障害が認められた。
<施術>
頚部、胸部を中心に脊椎の調整、筋肉へのアプローチを行った。また、姿勢指導やセルフケアのアドバイスも加えた。
<経過>
1ヶ月半で10回ほどの施術を行ったところ、首肩こりの症状は軽減、めまいの頻度は減少(1日数回→なしor1回程度)、歩きづらさは消失、耳鳴りはまだ残っている。引き続きケアを行い経過をみていく。
先週突然フラッとしてそのまま横になり、その後頭痛が出始めた。2日ほど頭痛は続き、小児科を受診したところ起立性調節障害と診断された。治療は特に行っていない。半年前にも一度フラフラすることがあったがすぐ治った。また立ちくらみのようなものは今までに何回か経験がある。症状としては朝起きるのがつらい、頭痛、気持ちの悪さ、頭がフラフラする感じがあり、頭を下げる動作、足を下げて座る、勉強中、寝起きで症状が強くなり、お風呂に入る、体を動かす、足を上げて座る、寝ている時が症状が楽になるという。ここ2、3週間試験勉強のため疲れている。
<検査>
バイタルサイン―正常範囲内。姿勢検査―頭部前方伸展変位、胸部後弯増大、座位時の不良姿勢。頚部可動域検査―頚部周囲筋の張り感。視診・触診・可動触診―頚部伸筋群、屈筋群、胸筋群、胸部から腰部にかけた脊柱起立筋、ハムストリング、下腿三頭筋などの過緊張や圧痛、また頚部、胸部中心に関節機能障害が認められた。
<施術>
頚部、胸部中心に関節機能障害に対する矯正。頚部、胸部、下肢の筋緊張に対するトリートメント、ストレッチ、エクササイズ等を行い、アフターケアとして姿勢指導、ストレッチ、生活面でのアドバイスを行った。
<経過>
週1回のペースから施術を開始。はじめのうちは体調が良かったり、悪かったりを繰り返し、学校を休む日もあったが、施術を始めてから2ヶ月あたりでちょうど学校の休みも重なり、症状は改善していった。休み明けも調子は良く、その学期中は学校を休まなかった。5ヶ月たった現在も良好な状態が続き、たまに体が疲れた時にはケアを行っている。
1年ほど前から妊娠を希望していたが妊娠には至らず、病院で検査を受けた結果、卵巣機能の低下と卵子の数が少ないと診断される。その後、体外受精を決意し今月から治療を開始する予定だが、2か月近く生理が来ていないため治療は始まっていない。不妊治療と併用してカイロプラクティックの施術を希望されている。
<検査>
姿勢検査―腰部スウェーバック、右肩前方変位、体幹の捻じれ。体幹可動域検査―側屈運動低下。視診・触診・可動触診―腰部に軽度側弯(ミスアライメント)、頚部伸筋群、胸背部、腰部脊柱起立筋、腰方形筋などの過緊張、腰椎部の後方から前方への運動減少。また腰部、骨盤、股関節を中心に関節機能障害が認められた。
<施術>
腰部、骨盤、股関節を中心に関節機能障害に対する矯正。腰部、骨盤周囲に対するストレッチ、筋緊張緩和テクニック、エクササイズ等を行った。アドバイスとして腰部、骨盤、下肢に関するストレッチ、エクササイズ、また栄養面でのアドバイスを行った。
<経過>
週2回のペースで施術を開始した。2回目の施術の翌日、翌々日と腰あたりの張りとだるさが出始め生理が来る。その後、体外受精の準備に入り治療を開始。カイロの施術は行えない期間以外は状況に合わせて施術を行った。一度は体外受精の治療がうまくいかなかったが、その後2回目で成功。カイロの施術は約一月で計7回行い施術は終了した。その後、現在妊娠10週目という報告を受けた。
1年程前、転倒し頭部を打撲、その2日後にめまいと頭痛を発症。病院(脳外科、耳鼻科、内科)で検査を受けたが異常なし。その後めまい外来を受診し頚性めまいと診断される。治療は漢方、ビタミン剤、運動療法などを行いめまいは治まる。しかし、ここ2、3週間前からめまいが再発。めまい外来を受診したところ以前と同じめまいと診断される。首や肩の凝りからくるものだといわれカイロプラクティックを受診。めまいは毎日朝から晩まであり、こめかみ、後頭部が拍動とともに揺れている感じで、仕事中、休憩中、外出時、階段などで症状は強くなり、寝ている時は楽になるという。また最近視力の低下、文字の読みづらさを感じる。
<検査>
脳神経テスト(視神経、動眼・滑車・外転神経)(-)、バレリューサイン(-)、頚部可動域検査では頚部の痛み、筋肉の張り、姿勢検査では頭部前方伸展変位、触診では上部僧帽筋、胸部脊柱起立筋、後頭下筋、頚部深部伸筋群などに筋緊張と圧痛、また脊柱の関節機能障害が認められた。
<施術>
脊椎に対するマニピュレーション(矯正)、頭頚部、胸部の筋肉に対するトリートメント、アフターケアとして姿勢、本人の癖に関するアドバイス、ホームエクササイズ等を行った。
<経過>
1週間後に2回目の来院。前回よりめまいの強さ、頻度が軽減。以前は毎日あったが、ある日とない日がある。施術は継続的に行い、ホームエクササイズも数種類追加。その1週間後に3回目の来院。めまいの状態は良い。前回から今回まではめまいはない。その後は経過観察へ。
40代女性(会社員)が1週間ほど前から体調が悪いと訴え来院。頭痛(側頭部・目の周り)、肩こり、眠気、だるさ、ふらふらするめまい感、疲労感、貧血のような感じ、があるという。また胃の調子も悪く、先週には嘔吐した。原因は特に思い当たらないが、不眠やストレスが影響しているのではないかとのこと。医者では特に問題は認められず、めまいの予防薬を処方された。また神経症状などはみられない。過去に肺炎、中耳炎の既往歴があり、最近の健康診断では特に異常はない。
<検査>
バレリューサイン(-)。頚椎、胸椎を中心に関節機能障害、首・肩周囲筋の筋緊張が認められた。
<施術>
脊椎の関節機能障害に対するマニピュレーション、首・肩周囲筋に対するトリートメントなどを行った。
<経過>
1週間後に再来院。前回の施術の2日後に症状は消失し、今はスッキリしているとのこと。その後数回のケアを行うが再発はない。現在はメンテナンスケア中。
10代男性(中学生)が不眠を訴え来院。発症は今年の夏からで部活が忙しく、熱中症を何回か起こし、その後微熱、吐き気、身体のだるさを感じ病院を受診したところ起立性調整障害と診断された。症状は睡眠時間が不規則で夜寝れず朝方に寝て夕方まで起きられない、または夕方寝てしまい朝まで起きられないなどで、さらに朝は血圧が低すぎて起きられないという。現在は学校もたまに休み、部活も休んでいるという。病院の治療としては薬物療法を行っている。
<検査>
座位時の不良姿勢、胸部に軽度の側弯と強い後弯、頚椎、胸椎を中心に分節機能障害、頚部、胸部筋の筋緊張が認められた。
<施術>
頚椎、胸椎を中心に矯正、頚部、胸部の筋肉に対するアプローチを行い、ストレッチ、エクササイズ、姿勢についてのアドバイスを行った。
<経過>
施術を重ねていくうちに朝起きるのが楽になった、学校を休まなくなった、運動をするようになったなど改善方向へと向かった。
40代女性(CGデザイナー)が耳鳴り、肩こり、腰痛を訴え来院。2週間ほど前から耳鳴りが発症。声によって「キーン」としたり、頭が「ボーッ」としたりこもる感じがある。一日の中で朝と夕方が強い。特に思い当たる原因はなく、ここ数か月仕事が多忙であり、睡眠時間も少ない。もともと片頭痛もあり、一年前から浮遊感を伴うめまいも感じている。脳神経科、耳鼻科では異常は見られなかった。
<検査>
バレリュー(―)、頚部周囲筋(特にSCM、後頚部筋)の著しい筋緊張、頚部の可動域減少、坐位時の不良姿勢などが認められた。
<施術>
頚部、胸部を中心に脊椎マニピュレーション(矯正)、頚部周囲筋のトリートメントを行い、ストレッチ、姿勢、睡眠等のアドバイスを行った。
<経過>
3回の施術で耳鳴りは治まり、現在も再発はしていない。仕事が多忙になると肩コリ、腰痛が出ることもあるが、以前ほどの辛さはないという。現在は月1回のメンテナンスケアを行っている。